昨日開催された WDE ex -vol9 (Twitter TL) の懇親会で「Google がフォントのホスティングやれば良いじゃないか」という話題が出ていたのですが、朝起きたら Google Font API として現実的なものとなっていました
6月16日から5週にわたり、横浜デジタルアーツ専門学校新しいウィンドウで開くにてWebデザイナーを目指す学生を対象とした講義とワークショップを行う機会がありました。
受講生は1年生から3年生までの35名。1週目に講義を行い、2〜4週目は講義をもとに企業サイトのデザインリニューアルプランを考えるというワークショップを開催。5週目にレビューおよび講評といった形で進めました。
講義では、コンセントの日々のデザイン業務の中で、常に念頭に置き、また実践している事柄を中心に話したので、今回はコンセントが考えるデザインについて紹介しながら、講義のレポートをしたいと思います。
1. デザインとは
■デザインの役割
デザインの役割の大きなポイントは「意味を形にすること」。伝えるべきことを、伝えるべき相手に、伝わるような形にするのがデザインの役割。
つまり、デザインとはコミュニケーションのひとつの手法だということです。■デザインのプロセス
自分(ブランド)と相手(ターゲット)を常に考えながら、相手のアクションを誘導できるような状況を施しつつ、メッセージを伝える表現(デザインテイスト)を計画し、目標を達成すること。
ブランド、ターゲット、メッセージ、テイスト、アクション。この5つが、デザインでのコミュニケーションに必ず考えなければならないポイントです。
2. ブランドの表現■ブランドとは
「識別」「約束」「心象世界」の3つの要素が揃って成立するもの。「心象世界がある状態」とは、そのブランドを使ったりイメージすることによって、ある種の『世界観』を感じる状態になること。そしてその世界観を生み出すモノは、意味や意義といった『コンセプト』です。
つまり、全てのブランドには、その根底にコンセプトが必ず存在します。このコンセプトを知り、理解できなければ、ブランドを表現することはできません。■ブランドの「らしさ」を形に
ブランドコンセプトやキーワードからエッセンス(=らしさ)を抽出し、その「らしさ」を形に変えていく行為が「ブランドを表現する」ということ。
形に変える具体的なアプローチとしては、カラースキーム設計、タイプフェイス設計、デザインディティール設計、メインビジュアル設計といったものがあります。■ブランドのポジショニング
企業ブランドや商品・サービスブランドを表現する場合、ブランドコンセプト以外にも考慮しなければならないポイントがあります。それがポジショニング。同じ市場内に競合商品・サービスがある場合、その競合に勝つため、生き残るため、どのように差別化を行うのかが重要です。
企業ポジションには主にリーダー層、チャレンジャー層、ニッチャー層、フォロアー層といった4つのポジションが存在し、このポジショニングによっても当然、表現(伝え方)は変わります。
3. ターゲットに響く表現■ターゲットとは
他社製品・サービスではなく、この商品にだけ振り向いてくれるであろう人。ターゲットの心に響き、「その気」にさせるデザインになっていなければ、ターゲットを獲得できる「効くデザイン」にはなりません。
この「ターゲットユーザーをいかに正確に描けるか」という点は、デザイナーやクリエイターの勘所を最も働かせる部分のひとつと言えます。■ターゲットの琴線を知る
ターゲットを探ること。それは、その人の行動の「なぜ」を考えることです。あるユーザーがその商品・サービスを気に入り、購入しようと思うまでには色々な要因が考えられます。そしてその選択行動は、人(タイプ)によって異なります。
ターゲットを探れば、その人が「なぜその商品を選ぶのか」が分かります。そして、デザインはその「なぜ」を作り出すためにあるのです。■ターゲットを知るための分析
・デモグラフィック分析
年齢、性別、職業、年収、学歴、家族構成、住まいや地域など、数値や集計で把握できる情報です。
これらのことを理解すると、その人のソーシャルクラスを想定することができ、「どんな生活を送っているのか?何を必要としているのか?」が想像し易くなります。
・ニーズやウォンツ分析
生活を送る上での必要不可欠となる思いや、商品やサービスに求める機能や性能、効果やイメージなどです。
これらを探ることで、どんな時に何を必要とし、求めて、どんなものを欲しくなるのか、その人の購入起点を想像することができます。出典:EMOTIONAL-PROGRAM.com
・サイコグラフィック分析(価値観やライフスタイル)
これらを探ることで、その人の物事全体の選択基準、つまり、「どんなものをどんな理由で良しとしているか」が分かります。そこが分かれば「なぜ他ではなくこれを選ぶのか」が分かります。
この要素は商品やサービスとターゲットとの「共感」を作り出す大切な要素です。
※サイコグラフィック分析のひとつの手法として、株式会社ウォータースタジオ新しいウィンドウで開くおよびブランドデータバンク株式会社新しいウィンドウで開くが提供する「EMOTIONAL-PROGRAM」新しいウィンドウで開くの「エモーショナル・マトリクス」を紹介しました。
2週目以降のワークショップでは上記の講義をもとに、実際の企業ブランドやターゲットユーザーを紐解き、理解し、サイトのデザインリニューアルプランを学生たちに考えてもらいました。
5週目にレビューおよび講評を行ったのですが…やはり若く経験のない学生たち。私たち現場の人間よりもはるかに制限のない、自由な発想で面白い案がたくさん出てきました。
そんな学生たちに最後の授業で伝えたのは以下のようなことです。
ターゲットの「人となり」を描くことは、デザインをする上でとても重要な工程です。
相手を知らなければ、相手を振り向かせることも、共感させることもできません。
そう考えれば、デザインの判断基準が「自分の好み」では決してないことが分かります。
「ターゲット心理の読みの鋭さ」と「その心理に刺さる表現力」。
この両方があってはじめて、デザイナーやクリエイターとしての価値が高まります。
人を読む力、心の琴線に響く表現力、どちらも磨きましょう。
もちろんこれは学生だけでなく、私たちデザイナーも初心を忘れずに常に心がけておくべき観点です。
時代遅れのウェブサイトは前日の新聞より悪い。新聞は翌日にはニュース価値を失うと思われているが、ウェブは新鮮さと速報性を維持すべくさらに継続的に変化するメディアだと思う。時代遅れのルック&フィールほど強く「古いニュース」を感じさせ、訪問者を追い払ってしまうものはない。
企業経営者のなかには、サイトのスタイルは単にうわべだけの問題で投資に見合わないとする人々もいる。しかし大体の場合、訪問者はそのサイトに時間を割く価値があるかどうかの判断を数秒で下してしまう。スタイルが古いと、サイトが1週間前に調理したフライドポテトよりも古くなっていることが瞬時に分かってしまう。これでは本分を読む必要はないという判断になり、 訪問者はほかのサイトへと去っていく。オンラインやオフラインで展開し、訪問者をサイトまで導いたプロモーションに対する投資はこの時点で無駄になってしまうのだ。
皮肉なことに、あまりにもトレンドを追いかけすぎるのは自分のサイトを最も短時間で時代遅れだと感じさせる方法だ。タイトルを点滅表示させていたのを覚えているだろうか? スクロール表示させていた掲示板はどうか? あるいは派手な3D の見出しはどうだろうか? これらには登場直後からうんざりした。なぜだろう? それは、これらが「クール」に見せる目的でサイトを飾りたてるためのトレンドに過ぎないからだ。これらのようなトレンドがビジネス要件のからみで理にかなうことはほとんどない。センスの良さを考えるとさらに理にかなわない。
トレンドと異なり、スタイルは時間をかけて証明することができる。優れたスタイルを持つサイトは新鮮さを感じさせる目的で数か月おきにデザインを見直す必要がない。筆者は、雑誌に強く触発される。雑誌は関心を集めるために新鮮で目立つ必要があるが、ブランドに対する認識や連続性を保持する必要もある。古い雑誌の表紙とその最新刊とを比較すると、雑誌のスタイルが自らに忠実であり続けながらも新鮮さを維持すべく変容している様子が良く分かる。
ビジネス要件とターゲットユーザー層に細心の注意を払い、同時に優れたデザインの基本に従い、それに個人的なスタイルで味付けすればデザインの見直しは成功するだろう。
僕はまだアジャイルソフトウェア開発の世界にはわりと新参ではあるものの、そこで形作られつつある慣習のいくつかは、政府の政策展開のみならず、様々な他分野に適用できるのではないかと考えている。
アジャイルソフトウェア開発、新興企業と政府政策 - Joi Ito’s Web - JP
会社作りの枠組みとしても使えるとおもう。
紙パックが不要なデュアルサイクロン掃除機の発明者として有名なジェームズ・ダイソン卿を迎えて行った、プロダクトデザイン専攻の特別講義の模様を全5回に分けて公開します。
ここでも、「どうしてもっとスタイルの良い人選をして、優美さを追究しなかったんだろう?」という疑問を感じます。前回の記事で述べたかった事も、そういう「一貫したコンセプトの無さ」についてです。ダンサーたちの指先ひとつの動きにまで神経を尖らせた振り付けと言いながら、上の画像です・・・左側の人は右の人と同じ動きをしているようには見せません。女の子たちのヴァージョンは、少しずつ動きが良くなって来ていると感じていましたが、いずれにせよ「素人っぽいダンスを見せたいのか、人を感動させるようなダンスを追求したいのか」が解りません。ユニクロが店頭で使っているような美形の細身の外国人男性モデルのようなダンサーだったら、もっと釣り合っていたのではないかと感じます。「試行錯誤」という言葉を使えばもっともらしいですが、単なる一貫性の無い「つぎはぎ行為」にしか見えません。表現したい事が解っているとは思えないのです。
表現したいことがわかってるか? というのは重要。
ブランディングテクノロジーソリューション
テキストマイニングによって、以下のようなソリューションが可能になります。
自由回答のアンケート・メール分析
ブランドアイデンティティ構築やプロモーションまたはリスクマネジメントのために、 消費者からのアンケート・メールやWebからのデータをテキストマイニング をすることにより、そのブランドを象徴するキーワードを抽出。 CI策定やブランド構築の際のクリエイティブの基礎となるデータを提供。 または、ブランドリスク管理のための基礎データを提供。
有力企業で主力事業の交代が相次いでいる。富士フイルムホールディングスは2010年3月期、医療や液晶関連などの事業部門が複写機・プリンターの売り上げを上回る勢いだ。日清紡ホールディングスは太陽電池関連の利益が自動車部品を抜く見通し。金融危機後の逆風下でも事業の新陳代謝を進める企業は業績や株価が堅調だ。景気低迷で収益構造の見直しを進める企業は多く、成長分野を強化する動きが広がりそうだ。
富士フイルムは写真フィルムの販売減に対応した構造改革で、医療、液晶分野などを重点強化する成長事業と位置付けている。事業部門を複写機・プリンターなどの事務機と、写真・デジタルカメラ、液晶・医療など重点事業の3つに分けており、今期は液晶用フィルムの拡大や医薬品会社の買収で同事業の売り上げがトップになる可能性が高い。利益でも構成比が上がっているようだ。 (10:02)